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私がインプラントを始めて、すでに20年以上が経ちました。
始めた当時はインプラントに対して否定的な歯科医も多く、そのほとんどが自分でやったことのない人でした。人間には自分ができないことを否定することにより自分自身を正当化するという習性があるもので、まさしくそれによるものだったのでしょう。
確かに当時は、術式が確立されていないまま行なわれていたことによるインプラントの失敗症例も少なからずあったのも事実です。それだけ昔はインプラントの術式は難しかったのです。
日本で最初に開発されたインプラントは、人工サファイヤから作られた京セラのバイオセラムというものです。
私はバイオセラムの開発者の1人である山上先生が所長をしていた京都インプラント研究所に勤務していたわけですが、そこでの7日間コース(現在は100時間コース)が行なわれるようになった頃から次第に日本国内にインプラントが普及していくようになりました。また、同時にインプラントの素材はチタンが主流になっていきました。
その後、林歯科医院を開設して17年目になりますが、当初は、海外において13年くらいの臨床例しかなかったので、それ以上の経過というものはわかりませんでしたが、開設当初にインプラントを施術した患者さんのほとんどがいまだに継続して来院され、長期にわたってインプラントが口の中で順調に機能していることが確認できています。また患者さん自身も、費用はかかったけど、インプラントをやって本当によかったという感想を聞いて、インプラントのすごさを改めて感じています。このことには自分自身が驚かされているくらいです。
これらの経過を見ていると、私が行なったインプラントのほとんどは、このまま20年以上は機能しそうな気がしています。
ちなみに、当医院ではインプラント手術の費用は17万円で、上にかぶせるものは6万〜10万円いただいています。 また、別にネック部アタチメント料が必要です。(2万〜3万円)複雑なケースでは、CTの撮影が必要な場合があります。(2005年の料金で現在はシステムも安全な方法に変わり料金も変更しています)
インプラントは現在、多くのメーカーが色々な種類を製造していますが、当医院では国産のものや、現在最も信頼のおけるインプランと評価されているノーベルバイオケア社のものなどを使用しています。(治療費に幅があるのはそのためです。)
また最近は、骨の少ない個所にでも人工骨や人工膜などを使ってインプラントができるようになってきましたので、そのような複雑な手術を希望される場合は2万〜7万円の追加が必要になります。 |
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