なぜそれでも歯医者は痛い? (林歯科医院)


なぜそれでも歯医者は痛いという人があとを立たないのか ?
麻酔をすれば痛くないはずなのに、何故痛いのか?

では、どのような場合に痛い思いをするのかを考えてみましょう。

1、麻酔が効いていないことに気が付いていない。
2、麻酔が効いていないのに、強引にやってしまう。
3、麻酔は効いているが振動や音で痛く感じる。

きっと、これらの理由で実際に痛い思いをしてきたから歯医者は痛いというイメージがあるのでしょう。

これらのことは、ちょっと油断すると実際におこることです。
麻酔が効いていなければ当然治療は痛いものです。麻酔さえ効けばほとんどのことが解決できます。つまり麻酔がいつもすぐに効くとはかぎらないところが問題なのです。
また、患者さん側も完全に効いていなくても、少しくらいは我慢するものかと思い込み、あきらめてしまうことも多いのです。

麻酔は、歯や歯の回りの骨の状態、或いは回りの歯茎の状態で効き目が異なります。
このことを把握するためには、常にお互いが状況を確認しあう必要があります。
効き目が悪い場合は無理をせず、少し麻酔を追加するか或いは麻酔が効くのを待つ必要があります。つまりコミュニケーションがとれるかどうかにかかってくるのです。
これって簡単なようで結構難しいものなのです。患者さんの気持ちや反応を無言のうちに察知しなければならない場合もあります。

余裕がなければ、つい無理をしてしまいます。
「これくらい我慢してくれるだろう」とついつい油断してしまうのです。
私も、この余裕ができるのに振り返れば10年くらいかかったような気がします。
よく色々な分野の職人が、『この技ができるのに10年かかる』などとよく言いますが、
見ている側は「そんな大袈裟な」と思うものですが、
やはり、技とはそういうものなのかなと思います。
やっぱりちょっと大袈裟かな?
ただし、歯の周囲にまで及ぶ、ズキズキした急性炎症がある場合、
ケースによってはどうしても麻酔が効きにくい場合があります。
この場合は痛くないところまでで削るのをやめて、あとは薬の助けを借りるようにすれば、治療回数は増えますが解決できることもあります。このように、どうしようもないことも時にはあるのも事実なので、そのようになる前に早めに治療することが大切です。

3の「麻酔は効いているが振動や音で痛く感じる」については、以前に痛い思いをした時に、同時に振動や音も痛い原因だというトラウマになっているのだと思います。
痛みというものは人によって感じ方が異なるもので、結構痛くても我慢してくれる人もいれば、ほんのちょっとの違和感を痛いと感じる人もいます。
このあたりは精神的な部分が大きいので、痛くない治療はもちろんですが、
さらにリラックスすることを心がけ、痛みに対する抵抗力をつけるお手伝いをするのも大切です。
当医院では視覚的、聴覚的な補助的手段の工夫も行なっています。

ただし、このようなリラックスした無痛治療というのは、時間的な余裕が必要で、痛みがある場合は別として、忙しい時に『今すぐ治療してほしい』とか、『一度にたくさんやってほしい』などと無理を言われてせかされると、やはり難しい時もありますので、そのあたりのご理解はよろしくお願いします。

ちなみに、「歯医者は怖い?」という文章は、以前に地域の情報誌からの依頼で投稿したもので、その情報誌が配られて以来、このような患者さんが増え、おかげでこちらとしても多くの恐がりの人のパターンをつかむことができ、さらに勉強になり参考になっています。

絶対に痛くない治療とは??


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